8/7「過労死をなくそう!龍基金」第5回中島富雄賞授賞式(東京)


日時:8月7日(日)13:00〜15:00(開場:12:30)
場所:かつしかシンフォニーヒルズ別館5階「レインボー」(東京都葛飾区立石6-33-1)
京成「青砥」駅から徒歩5分
地図 http://www.k-mil.gr.jp/access/sym_access.html
〜記念講演〜
中島賞選考委員/評論家 佐高信さん「原発文化人の罪を裁く」
参加費:無料
主催:NPO法人労働相談センター内「過労死をなくそう!龍基金」事務局の須田
電話:03-3604-1294 FAX:03-3690-1154 
info@toburoso.org
(当日参加も歓迎しますが、できるだけ事前に人数を把握しておきたいため参加い
ただける方は以下の電話・メール等でお知らせください)

「過労死をなくそう!龍基金」第5回中島富雄賞授賞式

過労死をなくすために活動している「過労死をなくそう!龍基金」(中島晴香代
表)が7月11日、第5回中島富雄賞の受賞者に、居酒屋チェーン「日本海庄や
で長男を過労死で亡くした吹上了(さとる)さんと隆子さんを選出し発表しまし
た。8月7日(日)午後1時から東京都葛飾区にある「かつしかシンフォニーヒ
ルズ」別館5階レインボーで開く授賞式(後援「NPO法人労働相談センター」、
協賛「週刊金曜日」)に皆さんの参加を呼びかけます。

今年表彰される吹上了さん・隆子さんの長男元康さんは大学卒業後の07年4月に
日本海庄や」を経営する東証1部上場企業である「大庄」に入社。滋賀県内の
店舗で働き、同年8月に急性心不全のため24歳の若さで亡くなりました。死亡ま
での約4ヶ月間の残業は月平均100時間超に達しました。大庄は給与の最低支給
額を19万4500円に設定していましたが、そこには月80時間の残業分が組み込まれ
ていました。つまり過労死を招く長時間労働を前提にした賃金体系だったのです。

両親は大庄だけではなく平辰(たいら・たつ)社長ら役員4人を提訴し、10年5
月に京都地裁は過労死訴訟では初めて、大手企業トップの個人責任を認定し損害
賠償を命じました。今年5月の大阪高裁でも1審判決を支持し、会社側の控訴を
棄却しました。現在、最高裁で係争中ですが、会社だけにとどまらず経営者の個
人責任を追及する今回の取り組みは過労死をなくす運動に大きな意味があると龍
基金と中島賞選考委員会では評価しました。

基金は、ファミリーレストランすかいらーく」の店長として働いていた中島
富雄さん(当時48歳)が04年8月に過労死で亡くなったのを受けて、妻の晴香さ
んがNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組の支援を受けて会社と
交渉し、その結果かちとった賠償金をもとに06年12月に発足させました。中島賞
は過労死や過労自殺をなくす運動に貢献した団体や個人を富雄さんの命日である
8月に毎年表彰する基金の継続事業です。

今年の第5回授賞式では、京都から吹上さんを招いて式典を行うほか、過労死・
過労自殺と現在闘っている遺族からのアピール、中島賞選考委員で評論家の佐高
信さんが「原発文化人の罪を裁く」と題した記念講演を行います。
以下の中島賞授賞式への皆さんの参加をお待ちしています。

連絡先

NPO法人労働相談センター内「過労死をなくそう!龍基金」事務局の須田
電話:03-3604-1294 FAX:03-3690-1154 
info@toburoso.org