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反貧困ネットワーク京都 「労働」・「働き」を考える連続学習会
第4回「京都ダルクから見える<働き>」
日時: 2012年1月24日(火)19:00〜21:00
会場: キャンパスプラザ京都6階第7講義室(定員30名)
(地図 http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?frmId=585
発言者: 加藤武士さん(NPO法人京都ダルク 施設長)
参加費: 300円

今、「労働」とは何か、が問われています。
「働く」ということは、何も賃労働に限ったことではありません。
主として女性によって担われてきた家事、育児、介護、あるいは障害者の働きなど、これまで十分に評価されてこなかった「労働」「働き」にも再評価が必要です。
「人」が「動く」と書いて、「働き」と読む。
「働く」ことの意味、「労働」の意味について、今、新たな価値転換が必要なのかもしれません。
反貧困ネットワーク京都では、すべての人がひとりの人間として尊重される社会を目指し、従来の賃労働にとらわれず、その人の存在がもたらす何らかの作用を、「働き」として積極的に評価することはできないものかと話し合っています。
そこで、「労働」・「働き」を考える連続学習会を企画いたしました。
人間らしい働き方、労働の対価、生活保障のあり方など、様々な視点でいまの社会を見つめ直し、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
第4回となる今回の学習会のテーマは、「京都ダルクから見える<働き>」です。

薬物依存症者の社会復帰に向けた支援をされている現場から、
京都ダルクの活動内容をご紹介頂いたうえで、労働や「働き」についてのご意見やご苦労などをお聞きします。
発言者のお話を伺った後、ざっくばらんに質疑応答や意見交換を行います。
是非、皆さん、ご参加ください。

団体のご紹介:
ダルクとは、毎日グループミーティングを行いながら、薬物依存症から回復したいと望む仲間の集まる場所です。
ダルクの目的は、薬物をやめたい仲間の手助けをすることだけです。どんな薬物依存者でも、プログラムに従って徹底的にやれば必ず回復できるという希望のメッセージです。
覚せい剤やシンナーなどの薬物を使用することは、もちろん法に触れることですが、やめようと何度も決心しながらも、また使ってしまうのは、薬物依存症という病気にかかっているからです。薬物依存症を自分ひとりの力で乗り越えるのは、とても大変なことです。
刑務所や拘置所、あるいは精神科病院などで、体から薬が抜けた後に、どうやって最初の一発、一錠、一杯に手を出さずに生きていくのか、どうすればいいのか、その答えは、DARCなどで薬を使わない新しい人生をスタートした回復中の薬物依存症者が自分の経験として、あなたに伝えてくれることでしょう。
NPO法人京都ダルクのホームページ
http://www.yo.rim.or.jp/~kyo-darc/index.htm