3/30シンポジウム「反貧困 最前線」

1.主 催 日本学術会議 社会学委員会・経済学委員会合同「包摂的社会政策に関する多角的検討」分科会
社会政策関連学会協議会
2.日 時 平成21年3月30日(月)13:00〜17:00
3.場 所 日本学術会議講堂
4.次 第

開催趣旨

2000 年前後の時点で、経済協力開発機構OECD諸国のなかでも、アメリカと並んで日本は、相対的貧困の比率が最も高く、所得不平等の面でも北欧諸国はもとより西欧の主要国より大きかった。近年の日本での所得不平等と貧困の広がりは、労働市場の二極化に起因すると指摘される。二極化とは非正規労働者の割合の急速な上昇と、正規・非正規のあいだの賃金などの格差をさす。そこに起ったのが、アメリカのサブプライム・ローン問題に端を発する世界金融危機と大不況である。このシンポジウムでは、派遣切りやホームレス化、子どもの貧困などの問題の現局面とともに、それらと闘う運動の動態を明らかにしたい。また、サブプライム・ローンの借り手の実像に照明を当てる。


開会あいさつ:古川孝順(東洋大学教授、包摂的社会政策に関する多角的検討分科会委員長、日本学術会議連携会員)
司会: 大沢真理東京大学社会科学研究所教授、包摂的社会政策に関する多角的検討分科会副委員長、日本学術会議会員)
I 講 演(13:10〜15:10)
1) 杉村宏(法政大学教授、貧困研究会副代表)
2) 豊福裕二(三重大学准教授)
3) 阿部彩(独立行政法人国立社会保障・人口問題研究所、国際関係部第二室長)
II 討論など(15:30 〜16:50)
閉会あいさつ:岩田正美(日本女子大学教授、貧困研究会代表、日本学術会議連携会員)


参加申込方法
E-mailもしくはFaxにて必要事項(氏名、所属、連絡先電話番号、E-mailアドレス)をご記入の上、以下の問い合わせ先担当宛、お申し込みください。
遠藤公嗣・明治大学経営学部教授
E-mail: social2008@live.jp Fax: 03-3296-2350
*定員(350 名)となり次第、締め切りとさせていただきます。