6/27 協同総研総会記念フォーラム「協同労働が法制化される時代−誇りある働き方・生き方を地域から創る」

日 時:2009年6月27日(土)13:30〜17:30
会 場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室(チラシ参照)
JR中央線総武線東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 下車徒歩3分
参加費:第2部総会記念フォーラム 会員・学生500円(非会員は1,000円)
問合せ・申し込み
    協同総合研究所
    東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
    TEL03-6907-8033 FAX03-6907-8034
    E-MAIL:kyodoken@jicr.org

第1部 協同総研第19回総会(10:30〜12:30)

第2部 総会記念フォーラム(13:30〜17:30)
テーマ「協同労働が法制化される時代−誇りある働き方・生き方を地域から創る」

13:30〜14:45 記念講演
「協同の労働と連帯の哲学−誇りある働き方・生き方を地域から創る−」
講師:内山 節氏(哲学者、NPO森づくりフォーラム代表理事

15:00〜17:30 パネルディスカッション
「協同労働が法制化される時代−労働の人間化、地域の人間的再生を考える」
パネラー:
田中羊子氏(ワーカーズコープ・センター事業団専務理事)
 「“よい仕事”を通じて働く者、地域が主体者に〜協同労働の協同組合の歴史と到達点」
島村 博氏(協同総合研究所主任研究員、協同労働法制化市民会議副会長)
 「協同労働法が拓く人と社会の未来」
コメンテーター:
 田畑 稔氏(大阪経済大学人間科学部教授、季報『唯物論研究』編集長、大阪哲学学校参与)
 内山 節氏(哲学者、NPO森づくりフォーラム代表理事

■開催趣旨
「協同労働が法制化される時代―誇りある働き方・生き方を地域から創る」

 働く者・市民が自ら出資して、経営に参加し、連帯・協同して「人と地域に役立つ仕事」を起こす新しい働き方=「協同労働」が、いま大きな注目を浴びています。ワーカーズコープやワーカーズ・コレクティブ、農村女性起業団体、障害のある人の就労を支援する団体など、協同労働で働く人々は10万人、事業規模500億円に達していると言われ、その新しい働き方に法人格を付与しようと、昨年2月には超党派の国会議員連盟(194人)が立ち上がり、「協同労働の協同組合」法制定に向けた議論が進んでいます。現在、それを後押しするように、全国の都道府県、市町村議会の3分の1で早期制定を求める意見書決議が上がっています。
 グローバル資本主義がもたらした“100年に一度”と言われる世界不況は、恐慌の様相を呈し、全世界に失業と貧困・格差をもたらし、我が国においても地域社会の崩壊と大量の失業者を生み出しています。多くの識者が指摘するように、今日、大工業中心の社会・経済システムからの転換、すなわち医療や福祉、農業や教育といった、“人々が幸せに生きるために必要な分野”への投資、すなわち“人への投資”が、最も求められているのではないでしょうか。あらゆる産業分野で、人間をモノではなく、人間として位置づける人間発達の経済への転換です。
 このたび、「協同労働の協同組合」のシンクタンクである協同総合研究所では、「協同労働が法制化される時代−誇りある働き方・生き方を地域から創る−」をテーマに、総会記念フォーラムを開催します。ぜひ、ご参加ください。