12/6 社会保障基礎講座:民主党中心政権の福祉政策・期待と危うさ―新自由主義路線をリセットできるか?(大阪)

経済的弱者を排除する社会保障ではなく、公的責任で、すべての人に必要な福祉・医療・介護を!


◆第1回講座のご案内◆

民主党中心政権の福祉政策・期待と危うさ−新自由主義路線をリセットできるか?

日時:2009年12月6日(日)13:30〜
場所:エルおおさか・視聴覚室
講師:里見賢治さん(佛教大学教授・大阪府立大学名誉教授)
参加費:一般700円、障がい者など割引あり

里見賢治さんは、日本の社会保障システムに疑問を唱える人は少数派だった20年前から、現行の社 会保険方式の仕組みと限界を考察し、その再構築法を研究。民主党連立政権が発足した今、新政権がかかげる福祉政策を検証し、普遍主義型社会保障システムへ転換させていく可能性と具体論についてお話いただきます。

呼びかけ

社会保障基礎講座を開講します!

民主党連立政権が発足し、自公政権のもとで進められてきた社会保障社会福祉の抑制、切り捨て方針が見直されています。新政権は、社会保障費の自然増 2,200億円削減方針の撤回をはじめ、生活保護母子加算を復活させ、後期高
齢者医療制度や自立支援法については廃止を明言しています。これらのことは、この間の国民の広範な強い怒りと闘いに応えるものであり、私たちは歓迎します。

廃止後の制度設計はこれからとなりますが、新政権はあくまで、障がい者新法については応能負担を、高齢者医療についても応益負担を残すことを明らかにしています。

「自己責任」「自助努力」の強要ではなく、すべての人に必要なサービスが保障される社会をめざしていかなければなりません。そのためには、「排除原理」をもつ社会保険に偏重した現行の社会保障システムを抜本的に改め、福祉
・医療・介護については公費(税)負担で保障する普遍的(=皆保障)システムへ転換させることが必要です。

私たちは、12月から「社会保障基礎講座」を開催します。どうすれば皆保障システムを作ることができるのか。みなさんと一緒に考えていきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

今後の予定

◆第2回 2010年1月17日(日)13:30〜 エルおおさか・視聴覚室
後期高齢者医療制度の廃止・高齢者医療の無料化を!

◆第3回 2010年2月14日(日)13:30〜 <場所確保中>
医療問題 インフルエンザを通してみる日本の医療の矛盾

社会保障システムの根本的転換をめざすつどい(仮称)
2010年3月14日(日)10:00〜16:00 エルおおさか南館
午前/基調報告・講演・シンポジウム 午後/分科会・まとめ


主催:社会保障解体に反対し公的保障を実現させる会
連絡先 tel 090-8232-1664(奥森)
e-mail hanhinkon@excite.co.jp
blog  http://hanhinkon.exblog.jp/