5/17 「麻生邸リアリティツアー事件」国賠訴訟団結成、第1回公判のお知らせ(東京)


公判日程
初公判 2010年5月17日 AM11:00〜
東京地裁721号室法廷
地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,
地下鉄東京メトロ有楽町線桜田門駅」5番出口から徒歩約3分)
http://www.courts.go.jp/tokyo/

去る2008年10月26日に東京・渋谷で行われた「リアリティツアー2 62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」にて3名が不当逮捕され、youtubeの映像を通して抗議の声が広がったことはみなさまもご記憶されていると思います。
当時の救援サイト:http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/


ただ歩道を歩いていただけで「公安条例違反」、一切手を出していないのに「公務執行妨害」とするひどい逮捕事件でしたが、不当逮捕の瞬間を撮った映像は再生20万回を超え、全国のみなさまから抗議への賛同や文化人声明が集まり、国会でも警察の責任が追及されました。そして同年11月に無事3名の釈放と不起訴を勝ち取りました。


そして事件から1年数か月たったいま、逮捕された当該3名、不当な家宅捜索を受けたフリーター全般労働組合、その支援者が中心となり、責任者を追及し、不当弾圧をなくしていくために、国と東京都を相手取って国家賠償請求訴訟を行うことを決意しました。2010年2月26日、東京地裁に提訴し、国賠訴訟団結成のデモならびに記者会見を行いました。
報告:http://state-compensation.freeter-union.org/report/125/#more-125


5月17日には第1回公判が決まりました。そこで、みなさまからの賛同を広く呼びかけたいと思います。また裁判闘争を続けていくには多くの費用がかかりますので、ぜひカンパのご協力をお願いいたします。


この麻生邸ツアーは、大金持ちとして知られる首相の家を自ら見ることで私たちが置かれた社会状況を理解し、格差と貧困の責任がどこにあるのかを問うものでした。麻生自民党政権は終わりましたが、格差と貧困の問題はいっこうに解決されず、こうした運動の重要性は増しています。貧困状況にある私たち自身が行動を起こし未来を切り開いていくことは、何よりも保証されるべきではないでしょうか。


一人目の不当逮捕の理由とされた 「東京都公安条例」はデモや集会の自由を侵害する憲法違反の条例であり、私たちは公安条例撤廃を求めていきます。公安条例のそもそもの性格はGHQの指導の下に制定された治安弾圧法令であり、人々の様々な運動を今日にいたるまで規制してきた公安条例はただちに撤廃さ
れるべきです。


麻生邸リアリティーツアー弾圧に反撃した市民メディアの役割は大きなものでしたが、昨年10月に大阪・柏原市でおきた生活保護申請をビデオ撮影したことによる逮捕事件など、映像撮影者への圧力も強まっています。報道の自由を守るためにも弾圧への反撃は必要です。


何よりも重要なことは、どんな政権になっても、市民の側の監視や抗議が現状を変えるために欠かせないということです。国賠訴訟を通じて権力犯罪の責任を追及していくことは、不当逮捕や運動つぶしの家宅捜索の違法性を明らかにすることに加え、検察・警察による取調べ可視化の実現、自白強要や冤罪をなくすための被疑者の人権保障にもつながると考えます。


このような決意をもとに、麻生邸リアリティーツアーへの弾圧が不当逮捕であることを司法の場で認めさせ、権力の不当な行使を繰り返させないよう、闘っていきたいと思います。


表現の自由を求める全てのみなさまへ、国賠訴訟団完全勝利への賛同とカンパのご協力をどうぞお願いいたします。
チラシ:http://state-compensation.freeter-union.org/wp-content/uploads/handbill_donation.pdf


2010年3月12日 「麻生邸リアリティツアー事件」国家賠償請求訴訟団
賛同いただける方は、名前・肩書き・メッセージ(任意)・公表の可否をご記入の上、realitytour.st.comp@gmail.comか FAX 03−3373−0180 までお送りください。


カンパは以下にお願いいたします。
郵便振替:00130−9−282713
口座名:麻生国賠
銀行振り込み:国立旭通

連絡先

HP:http://state-compensation.freeter-union.org/
〒160−0023 東京都新宿区西新宿4−16−13MKビル2F
TEL・FAX 03−3373−0180 フリーター全般労働組合気付