10/29 子どもの性暴力被害に対する法整備と支援体制の創設を求める院内集会(東京)

日時: 2010年10月29日(金) 11:30〜13:00 *13:00〜14:00 記者も含めた質疑応答
会場: 参議院議員会館  101号室
内容:
●報告者 国立・ひまわり児童センター 副所長 ウ・ギョンヒ さん 
ひまわり児童センターの設立の経緯、ワンストップセンターの現況
●国会議員等との意見交換  ・法整備への提言

主催:NPO法人女性の安全と健康のための支援教育センター、NPO法人女性ネットSaya-SayaNPO法人G.Planning、NPO法人全国女性シェルターネット、すぺーすアライズ等
事前の連絡先: すぺーすアライズ Tel. 047-376-6556 Fax. 047-320-3553 E-mail: allies@crux.ocn.ne.jp

前略 皆様の、日ごろの性暴力の課題についての精力的な取り組みについて感謝しております。
性暴力は、被害者の心身に大きな傷を残す重大な人権侵害であり、被害者への支援の充実及び加害者への処罰および性暴力の防止は世界共通の課題です。
日本では、性暴力被害者についていまだに支援体制は不充分であり、性暴力被害者全体の6割以上は誰にも被害を相談していません。また、被害者支援の根拠法も皆無に等しく、被害者にとっての正義を回復するための刑罰法規も被害者の現実や感情と乖離しており、そのため多くの加害者が処罰されないまま野放しにされており、また性暴力の防止についてもほとんど普及しておりません。
最近、やっと、性暴力被害者支援について重要性が認識されはじめ、私たちは被害者支援体制の充実に向けた動きがあることを歓迎しており、その動きを加速することを期待しておりますが、被害の発見・申告、事情の聴取、証拠採取、支援、カウンセリング等に特別の配慮が必要な子どもの性暴力被害者について、専門機関や専門体制の確立が強く求められております。
他方、隣国の韓国では、1994年に性暴力禁止法が成立し、官民が連携して性暴力被害者への支援活動に取り組み、2004年には韓国政府(女性省)の支援を受けてソウルに、13歳未満の子どもたちへの性暴力被害者を対象とするひまわり児童センターが設立されました。  
今回、ひまわり児童センターの副所長ウ・ギョンヒさんを招聘し、そこで行われているワンストップサービスの活動やその背景などについて報告していただきます。この機会を、わが国における性暴力被害者支援、とりわけ子どもの被害者支援及び法律の制定・改正に役立てていただければ幸いです。ご多忙とは存じますが、性暴力被害者対応を一層推進できるよう、ぜひともご参集いただきますよう、御案内差し上げます。ご来場をお待ちしております。
草々

−付記−

日韓暴力防止シンポジウム 
〜第2回:あるこうよ・むらさきロードパレード(11月7日)・プレ公開講座
日時: 10月30日(土)、13:30〜16:30
場所: 東京ウイメンズプラザ・大ホール
招聘講師: ひまわり児童センター副所長 ウ・ギョンヒさん、安養女性の電話代表 チェ・ビョンイルさん、韓国女性の電話冨川支部代表 キム・スジョンさん、はるウイメンズクリニック 加藤治子さん