1/14 デンマークの積極的労働市場政策に学ぶ〜日弁連デンマーク調査報告(東京)

日時: 2011年1月14日(金)18:00〜20:00
場所: 弁護士会館17階1701会議室(東京都千代田区霞が関1丁目1番3号)
参加費: 無料(どなたでもご参加いただけます)*申込み不要
主催: 日本弁護士連合会
問合わせ先: 
日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03−3580−9503 FAX:03−3580−2896
◆シンポジウム案内URL(会場地図・チラシ掲載あり)◆
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110114.html

内容:
デンマーク調査報告 小川英郎(貧困問題対策本部事務局次長)
基調講演 根本 到(大阪市立大学教授)
職業訓練受講生の当事者発言
パネルディスカッション
(コーディネーター) 小川英郎
(パネリスト) 根本 到、河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)、井上英明(厚生労働省職業能力開発局能力開発課課長補佐)

近年,デンマーク労働市場は,「ゴールデントライアングル」と呼ばれる3要素,すなわち,?フレキシブルな労働市場,?手厚い失業保険制度,?積極的労働市場政策,を兼ね備え,フレキシキュリティ(柔軟性と安全性の両立)の代表例として注目を集めています。

当連合会では,2010年8月30日から9月3日まで調査団を派遣し,デンマークの労働政策に関する調査を実施しました。デンマークフレキシキュリティは,110年に及ぶ長い歴史的経緯に基づくもので,社会的パートナーである労働組合と使用者団体が相互の信頼関係のもとに対話を繰り返して築き上げてきたものでした。「ゴールデントライアングル」は,3要素の微妙なバランスのもとに成り立っており,決して「解雇自由」ではなく,失業者に対する生活保障とともに,職業教育や職業訓練を充実させています。非正規雇用が拡大して若者たちに閉塞感が漂うわが国とは対照的に,若者たちが生き生きとしています。

そこで,デンマーク調査の概要を報告するとともに,わが国の実情と比較しながら,デンマークの実践からわが国が学ぶべき点を探ります。