2/20 シンポジウム 貧困ビジネス被害からの救済を!〜公的責任の追及と消費者保護規定の活用〜(東京)

社会福祉事業に対する社会福祉法の規制が形骸化し、生活困窮者をターゲットにした貧困ビジネスが広がりました。被害救済のために、社会福祉法が本来予定している規制を機能させる取り組みが必要です。他方、近年、消費者保護の法制度が整備されています。貧困ビジネスの被害者を福祉サービスの消費者という視点から捉え直したとき、今こそ、消費者保護の規定を活用した被害救済が求められています。そこで、全国各地で被害救済の取り組みを広げるために、貧困ビジネス被害の実態や最前線の闘いを確認しながら、社会福祉と消費者保護のそれぞれの視点から、公的責任の追及や消費者保護規定の活用を通じた被害救済の手段を共有します。

日時: 2011年2月20日(日) 13:30〜17:00(13:00開場)
場所: 上智大学中央図書館L−821(千代田区紀尾井町7−1)四ッ谷駅麹町口・赤坂口から徒歩5分
資料代: 弁護士・司法書士1,000円、その他の方は無料
主催: 貧困ビジネス対策全国連絡会
共催: 上智大学グローバル・コンサーン研究所
連絡先: 〒604-0982 京都市中京区御幸町通夷川上る松本町568京歯協ビル3階 つくし法律事務所
Tel:075-241-2244 /Fax:075-241-1661 E-mail:zan64665@nifty.com
同連絡会事務局長 弁護士 舟木 浩

内容:
○当事者発言
無料低額宿泊所等入所者に対する聞き取り調査の報告
山田壮志郎氏(日本福祉大学准教授)
○講演1「社会福祉法の歴史と無低問題」
阪田健夫弁護士(日弁連貧困問題対策本部委員)
○講演2「貧困ビジネスといかに闘うか」
木村達也弁護士(日弁連貧困問題対策本部本部長代行)
○各地の実践報告など(予定)
千葉の裁判報告(千葉 常岡久寿雄弁護士)
岡崎の裁判報告(愛知 森弘典弁護士)
特商法クーリングオフ活用(東京 後閑一博司法書士
運営適正化委員会の苦情申立て(ほっとポット 藤田孝典氏)
追い出し屋被害(東京 戸舘圭之弁護士)
保証代行被害(クレサラ被連協 本多良男氏) など

本シンポジウムは、平成22年度科学研究費補助金事業「自立支援プログラムを活用したホームレス支援の実践モデル開発に関する研究」(若手研究(B)研究代表者:山田壮志郎)の一環として開催します。