4/2 生活保護法・災害法制の役割と課題〜阪神・淡路大震災の経験を踏まえて〜

 
本年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。大阪弁護士会でも、本年3月28日より、被災者の方を対象とした法律相談窓口を設置したところですが、今後、各地でこうした法律相談活動が活発化していくものと思われます。
しかし、災害救助法や被災者生活再建支援法などの法律にはなじみがない法律家も多く、災害と生活保護の関係に至っては、災害関連の法律相談Q&Aの書籍類などにも全く記載がありません。
そこで、阪神・淡路大震災の際の現場でどのようなことが問題になったのか、緊急の学習会を企画しました。是非、お誘い合わせのうえ、多数ご参加ください。

日時:2011年4月2日(土)13:00〜15:00
会場:大阪弁護士会館10階(大阪市北区西天満1−12−5)         
事前申込不要・無料
主催:大阪弁護士会(問合先TEL06−6364−1227)

内容:
「被災者の生活再建支援と災害法制」
山崎栄一さん(大分大学教育福祉科学部准教授)
【プロフィール】1971年大阪市福島区生まれ。2002年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。2007年より現職。災害法制を中心に研究。共著に「災害復興ガイド」(2007年クリエイツかもがわ)、「巨大地震災害へのカウントダウン」(2009年東京法令出版)。
「災害時の生活保護にまつわる諸論点」
觜本(はしもと)郁(かおる)さん(神戸の冬を支える会・神戸公務員ボランティア)
【プロフィール】元神戸市生活保護ケースワーカー。震災後、ボランティアとして被災者支援活動に携わり、現在もホームレスの人々を支援している。「歩く生活保護手帳」と言われるほど、生活保護の実務に詳しい。