ホームレス:前年同期比504人減 夏期最低の3176人−−23区 /東京

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20071027ddlk13040051000c.html
毎日新聞 2007年10月27日

 ◇就労支援実施など効果

 都福祉保健局は、今年夏期で都内にいるホームレスの概数調査の結果を発表した。都内全体は前年同期比504人減の3336人。23区内では同494人減の3176人で、95年の調査開始以来、夏期としては最低となった。

 調査は、各地で8月1日から7日のうち1日を使い、昼間に目視で確認した。区別で最も多かったのは台東区の519人で、墨田区464人▽新宿区451人▽渋谷区220人▽豊島区192人−−の順だった。

 これまでの23区内のホームレス数は99年夏期の5798人がピーク。都は低家賃のアパートを提供して就労を支援する「地域生活移行支援事業」などを実施しており、こうした取り組みの成果が減少の要因とみている。【木村健二】