児童扶養手当削減、民主が撤廃法案提出へ(朝日)

http://www.asahi.com/politics/update/1114/TKY200711140180.html
朝日新聞 2007年11月14日22時18分

 民主党は14日、児童扶養手当法の一部改正案を今国会に提出する方針を固めた。児童扶養手当は母子家庭に支給されているが、政府は来年4月から、受給後5年を超える場合、手当を最大半分まで減らす方針。民主党案はその撤廃を求める内容で、必要とする財源は約160億円としている。同党の今国会提出法案は10本目。

 児童扶養手当は現在、所得に応じて月額約1万〜約4万2000円が支給されている。ただ、来年4月以降、子どもが3歳になってから5年以上受給している世帯は最大で半額減額される。

 これに対し、民主党は、手当削減の代わりに政府が力を入れるとしていた生活の自立支援のための就業支援事業が進んでいないことを理由に、「依然として母子世帯は厳しい状況に置かれている」として、手当削減の撤廃を求めることにした。