生活保護支援相談会に15人 浜松でボランティア開催

中日新聞【静岡】2008年1月21日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080121/CK2008012102081189.html

 生活保護が必要な人たちを支援するボランティア組織「生活保護支援ネットワーク静岡」(布川日佐史代表)は20日、面接相談会「生活保護110番」を浜松市中区の県西部地域交流プラザ・パレットで開き、15人が相談に訪れた。
 県西部では初開催。浜松市では昨年11月、市役所玄関前でいったん救護されたホームレスの女性が搬送先の病院で死亡した問題もあり、ホームレスの人たちにも参加を呼び掛けた。
 市内の女性からは「病気で働けず、娘家族と同居しているが、生活保護を受けられるのか」との相談があった。全体では困窮理由として「仕事がない」や「年金を受けていない」といったものが多く、半数は福祉事務所に相談していなかった。
 実行委員長で司法書士の本木敦さん(31)は「家庭内の問題から生活困窮者になる人も多いようだ。今後も相談会などを続けていきたい」と話した。 (生田貴士)