2/24 生きる権利を保障しろ!「貧困」のカラクリをあばき声を上げる集い(大阪)

とき:2月24日 午後6時
ところ:浪速人権文化センター(JR環状線芦原橋駅下車南すぐ)
資料代:500円(困窮者は相談に応じます)

報告 湯浅誠さん「貧困のカラクリをあばく」
反貧困ネットワーク事務局長、自立生活サポートセンター「もやい」事務局長など

 貧困が拡大しています。一昨年、年収200万円以下の勤労者が1000万人を突破しました。不安定で低賃金の仕事にしかつけず、働いても働いても、十分な生活費を稼げない「ワーキングプア」が増大しています。高齢者と就職氷河期に巡り合わせた若者の貧困は深刻です。

悪いのは君じゃない

 この貧困の原因は、「若者の甘え」とか「努力不足」など若者の自己責任ではありません。現代の貧困は、意図的に雇用が不安定化され、税制・医療・教育・福祉などすべての制度が大資本や富裕層に有利なように改悪されてきたことの結果です。

作られた貧困

 例えば、派遣業というものは、人の労働に寄生して労働者のの賃金をピンはねするものですから、戦後長らく原則禁止されてきました。それが99年に原則自由化され、04年には製造業への派遣も解禁され、一挙に拡大しました。企業は正規雇用を手控える変わりに、いつでもクビを切れる低賃金の労働力として派遣労働者を多様するようになったのです。その結果、9年連続で労働者の平均賃金は低下し続ける一方で、大企業の経常利益はこの5年で1・8倍に増え、役員賞与も2・7倍、株主配当も2・8倍に激増したのです。他の制度も同様の働きをしました。

声を上げよう

 湯浅誠さんは長年貧困問題に係ってこられました。また、生活困窮者を2重3重に食い物にする「貧困ビジネス」を告発しています。湯浅さんとともに、この貧困の原因を考え、「悪いのは社会だ」「生きる権利を保障しろ!」の声を上げて行きましょう。

声をあげよう
 ちゃんとした仕事を寄こせ
 最低賃金を1200円に生活保護費をあげろ
 安い住居を保障しろ
 日雇い派遣を禁止しろ などなど、
ともかく文句を言おう

アクションしよう
 行政や政府に要求できる!

主催:集い実行委員会
連絡先:なかまユニオン
 大阪市都島区東野田町4−7−26−304
 電話:06-6242-8130
お問い合わせ
電話: 090-1481-0212(桑代)
メール:antipovertyosaka@yahoo.co.jp