2/24 湯浅誠講演会「現代日本の〈貧困〉のカラクリを解く」(奈良)

軍事費削って、貧困なくせ!
「もうガマンできない!広がる貧困」の現場から訴えつづける湯浅誠氏講演会
現代日本の〈貧困〉のカラクリを解く
日時:2月24日(日) 10:00-12:00
場所:あすなら(奈良市男女共同参画センター)会議室1
 JR奈良駅西口改札を出てすぐ
電話:0742-34-1525
参加費:一般1000 円、学生500円

貧困の拡大!でも福祉予算は削減

 この国で貧困が急速に拡大しています。年収200万円以下の人が1000万人を超えました。生活保護申請を拒否され餓死する人が後を絶ちません。自殺者は毎年3万人を超えています。非正規雇用労働者が飛躍的に増加し、特にその煽りを食った多くの若者の貧困率が拡大しています。生活保護を受けさせない、介護を切り捨てる、税金や社会保険料を上げる、賃金を下げるなど家計の負担を大きくしながら、他方では、大企業や高額所得者への減税は継続されています。08年度政府予算案では、福祉予算は2200億円削減しながら、軍事費の減は215億円にとどまっています。

最低賃金1200円は当たり前の要求

 そんな政府に対して怒りが高まっています。ユニオン結成や最低賃金1200円を要求する取り組みが始まっています。湯浅 誠さんは言います。「生活保護問題でも労働分野でも、現場は法律違反だらけ。法律どおりにきちんと指摘すれば必ず勝てる。個別に提起し、それぞれが手をつなぎ社会問題化させることだ」と。ぜひ、講演会にご参加下さい。湯浅さんの講演を聞き、自分たちの置かれている現実を出し合うことで、日本社会から奪われつつある憲法25条(生存権)を取戻し、働くことに誇りを持ち、人間らしく暮らせる社会をめざしたいと思います。奈良からも、「貧困の拡大を許さない!軍事費削って、貧困なくせ!」の声を大きく上げましょう!

【湯浅 誠さんプロフィール】

1969年生まれ。NPO自立生活サポートセンター・もやい事務局長。90年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘し火付け役となるほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴えつづける。
主な著書:『貧困襲来』(山吹書店)、『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』(同文館出版)
連絡先:OVER1200キャンペーン・奈良(武部毅陸 090-1951-4792)