「生活底上げ会議」発足

「生活底上げ会議」発足のニュースがNHKのサイトで動画で見られます。
http://www.nhk.or.jp/news/t10014029891000.html

 いわゆるワーキングプア問題の解決に向けて、労働組合や弁護士、市民団体などが連携して取り組みを進めようという「生活底上げ会議」が16日に発足し、今後、生活保護の基準引き下げへの反対運動などに全国各地で取り組むことになりました。

この「生活底上げ会議」は、連合や日本生協連などで作る「労働者福祉中央協議会」や、生活保護問題に取り組む弁護士グループ、それに市民団体のメンバーらが、ワーキングプア問題の解決に向けて連携して取り組みを進めようというもので、16日、発足の会合が開かれました。この中で、去年、国が生活保護の基準引き下げを検討したことについて話し合われ、引き下げによって受給できない人が出るだけでなく、最低賃金も連動して下がるおそれがあるとして、今後、反対運動を全国各地に広げることで一致しました。また、海外のほかの先進国では日本の生活保護基準に当たる「貧困ライン」を政府が設定して実態を調査していますが、日本では基準以下の所得の人の統計さえないことから、学者も交えた調査会を立ち上げて実態の把握を進め、政策提言を目指すことになりました。「生活底上げ会議」の代表世話人の1人の宇都宮健児弁護士は「さまざまな立場の人たちに広く連携を呼びかけて全国に運動を進めたい」と話しています。