「普通に暮らせる社会を」 市民団体や労組が連絡会議

北海道新聞 2008/04/16 20:56

 社会保障の基準引き下げに反対し、普通に働けば普通に暮らせる社会を実現しようと、市民団体や労働組合が16日「人間らしい労働と生活を求める連絡会議」を結成、初会議を東京で開いた。

 貧困問題に取り組む市民団体などでつくる「反貧困ネットワーク」の代表で、会議の代表世話人の1人、宇都宮健児弁護士は「生活保護の切り下げを阻止し、ワーキングプア(働く貧困層)を解消する反転攻勢の場にしたい」とあいさつ。

 7月から10月にかけて、生活保護基準の引き下げ反対などを訴える全国キャラバンを実施し、地方でのネットづくりにつなげることや、生活保護基準についての調査、研究や見直しの提言を行う調査会を設置することなどを確認した。