なくそう!長時間労働 「名ばかり店長」に尊厳を5・19集会

日時  2008年5月19日(月)19:00(開場18:30)
場所  全水道会館大会議室(JR水道橋駅すぐ)
参加費 300円
主催  5・19集会実行委員会

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日ごろのご奮闘に敬意を表します。

 いま、「管理職」という肩書きがついただけで無制限の長時間労働サービス残業を強いられる「名ばかり管理職」の問題が社会的にクローズアップされています。日本マクドナルドや紳士服のコナカなどの店長が声をあげたことがきっかけです。99円ショップの店長、牛丼すき家のスィングマネージャーらも声をあげています。

 各労組や相談センターには飲食店や小売店の店長をはじめ、一般会社の課長や係長、あるいは「チームリーダー」「チーフ」などといった肩書きがついた人からの相談が相次いでいます。その多くが出退勤の自由も権限もふさわしい待遇もないのに、労働基準法上の「管理監督者」(経営者と一体の立場)と「偽装」されたケースです。長時間労働による健康障害が起きる深刻な相談もあります。

 「名ばかり管理職」の問題をめぐっては、日本マクドナルドの現役店長が訴えた裁判で、1月28日に東京地裁が「店長は管理監督者ではない」と明確に判断を下し、残業代の支払いを命ずる判決を出しました。ところが、日本マクドナルド側は控訴し、争う構えを崩していません。これは日本マクドナルド経営陣だけの考えではなく財界総体の方針です。

この間、日本経団連をはじめとする財界は、ホワイトカラー・エグゼンプション(過労死促進法)の導入によって労働時間の規制の撤廃と残業代未払いの合法化を企んできました。多くの職場で横行している「名ばかり管理職」も経営側の同じ考えに基づきます。

8時間労働制という働く人の最大の権利を守り、違法な「名ばかり管理職」を日本の職場から一掃しようと、今回、この問題を先頭になって声をあげてきた全国チェーンの「名ばかり店長」たちが集まって、標記の集会を催すことにしました。連合、全労連全労協というナショナルセンターの枠を超えて共同で開催します。

ぜひ、多くの方々のご参集をお願い申しあげます。


連絡先 東京管理職ユニオン(安部) 電話03−5371−5170
    首都圏青年ユニオン(河添) 電話03−5395−5359
    全国一般東京東部労組(須田)電話03−3604−5983