憲法守り、生かすこと誓う 東山・円山公園音楽堂で集会

京都新聞 2008年5月3日(写真あり)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008050300131&genre=C4&area=K00
 「憲法記念日」の3日、「生きるためにいま憲法!5・3憲法集会in京都」(同実行委主催)が京都市東山区円山公園音楽堂で開かれた。生活困窮者を支援する「反貧困ネットワーク」の湯浅誠事務局長らが講演し、集まった約1700人が連帯して憲法を守り、生かすことを誓った。

 湯浅さんは米国で貧困から兵隊に志願する人が増えている例を示し、「貧困を生む社会は戦争への抵抗力も弱い」と強調。戦争放棄を示した憲法九条と生存権を保障する二十五条をセットで語り広める重要性を訴えた。

 安斎育郎国際平和ミュージアム名誉館長も講演した。憲法九条が世界大戦の惨禍から生まれた経過を紹介し、「憲法九条を守る心を政治的な力に変えよう」と呼びかけた。

 市民団体代表らが労働者支援などの活動を紹介した後、参加者が市役所まで行進し、「憲法九条を守ろう」などとアピールした。