反貧困入門講座 2008年11月「生活保護の岐路」

現在の日本で、貧困問題に取り組む最前線で、何が起こっているかを知る連続講座です。
みなさまのご参加をお待ちしております。予約不要。1回だけでも参加できます。


日時:2008年11月12日(水)18:30〜20:30
会場:岩波セミナールーム

千代田区神田神保町2-3 岩波アネックスビル3F(1Fは岩波ブックセンター
◆地下鉄神保町駅A6出口1分
◆JR水道橋駅12分

参加費:500円

11月「生活保護の岐路」

講師:弁護士 森川 清さん(首都圏生活保護支援法律家ネットワーク事務局長)

1 生活保護の現在 〜今、何がおこなわれているのか
度重なる違法行為 〜北九州の餓死事件・・・
ワーキングプアの排除
骨太の方針による社会保障費削減 〜老齢加算母子加算・・・

2 反攻
生活保護支援 〜福祉事務所の同行しよう!
基準切り下げを延期 〜市民の力による勝利

3 生活保護の将来
忍び寄る有期保護 〜貧困大国アメリ
連帯と寛容 〜福祉大国スウェーデン
「国民の家」構想
ハンソン社民党党首(スウェーデン) 1928年1月18日議会一般討論
  良き家では,平等,心遣い,協力,助け合いが行きわたっている。そしてより公平な社会は,現在,市民を,特権が与えられた者と軽んじられた者に,優位に立つ者と従属的な者に,富める者と貧しい者,つまり,財産のある者と貧窮した者,掠奪する者と奪われる者に,分けているすべての社会的,経済的バリアの破壊によって,到達することとなろう。しかし,それは,革命などの暴力によって実現するのではない。・・・労働者のみの「家」ではなく,すべての市民が平等で助け合う「家」が理想である。