「NHKスペシャル セーフティネット・クライシスvol.3〜しのびよる貧困 子どもを救えるか」

放送日時:2009年10月4日(日)21:00〜22:28 NHK総合で生放送
※再放送 7日(水)0:45〜2:13(6日深夜)NHK総合

番組の内容:

・・・今、日本の子どもの7人にひとりが「貧困」に苦しんでいます。

日本は今や、先進各国の中で最も「相対的貧困率」が高い国のひとつであり、アメリカと並ぶ”貧困大国”となっているのです。

入浴やおむつ替えの回数を減らされる幼児。病院に行けない、学用品を買ってもらえない小学生。学費のみならず、一家の生活費まで稼がなければならない高校生。取材を通して、数多くのそうした子どもたちに出会いました。

戦後、豊かさの一途を辿ってきたはずの日本で、なぜ、そうした事態が生まれてしまったのでしょうか。

8月の衆議院総選挙で、民主党は、子どもへの支援の強化を謳い、未曾有の308議席を獲得しました。

マニフェストの目玉として上げた「子ども手当」や「高校の授業料実質無償化」は、そうした子どもたちの厳しい現状を救う、特効薬たり得るのでしょうか。

番組では、新政権から、”子ども支援”を担う山井和則・厚生労働政務官、貧困の現場を深く知る湯浅誠反貧困ネットワーク事務局長らをスタジオに迎え、90分の生放送で議論を行います。

声を上げることのできない子どもたちの間に、深く静かに蔓延する貧困。

その実情を伝えるとともに、海外での取り組みも紹介しながら、子どもの育ちを守る、新たな社会保障制度のあり方を探ります。


<スタジオ出演者>  ※順不同

政府関係者  山井和則氏  (厚生労働政務官)      
財界関係者  新浪剛史氏  (株式会社ローソン代表取締役社長)
支援者    湯浅誠氏   (反貧困ネットワーク事務局長)
学者     神野直彦氏  (関西学院大学教授)

司会:町永俊雄アナウンサー