3/19 「たまゆら」火災事件一周忌追悼法要(群馬)

日時:2010年3月19日(金)正午より
場所:「たまゆら」跡地前にて一周忌法要
集合時間・場所】11時、渋川駅前集合後、車で移動します。
車での送迎を希望される方は、3月8日(月)までに下記にメールをお送りください。
tamayura0319@gmail.com


昨年3月19日夜、群馬県渋川市の無届老人ホーム「静養ホームたまゆら」で火災が発生し、10人の方の尊い命が奪われました。
本年2月10日、群馬県警は「たまゆら」を運営していたNPO法人彩経会の理事長と施設長を業務上過失致死容疑で逮捕しました。建築基準法に基づく建築確認申請をせずに、燃えやすいベニヤ板などを用いて施設の増改築を繰り返していたこと、徘徊防止のため容易に外せない鍵を設置していたことなどが被害を拡大させたと見られており、今後、人命を軽視したずさんな施設運営の全容が法廷の場で解明されることが待たれます。

たまゆら」火災事件で亡くなられた10名の方のうち、6名は東京都墨田区、1名は東京都三鷹市生活保護を受給していました。私たちは事件の背景に彩経会の体質だけでなく、こうした劣悪で、安全配慮を欠いた事業者に依存せざるをえないに生活保護行政の問題や東京都における住宅政策、高齢者福祉政策の不備、ひいては生活に困窮する高齢者の居場所を東京都内に作れなかった都民全体の責任があるのではないか、と考え、昨年、都内での追悼集会と現地での四十九日法要を行ないました。

このたび痛ましい火災事件から一周忌を迎えるにあたり、改めて火災で犠牲になった方々に哀悼の意を捧げ、悲劇を繰り返さないためにそれぞれができることを考えるため、現地での一周忌追悼法要を実施したいと思います。当日、現地に来られない方にも正午から一分間の黙祷を呼びかけます。ぜひご参加ください。


【呼びかけ人(五十音順)】 
阿木幸男(成蹊大学非常勤講師)
稲葉剛(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事
金山明生(明治大学法学部教授、明治大学死生学研究所代表)
沢見涼子(ルポライター
中下大樹(寺ネット・サンガ代表、葬送支援ネットワーク共同代表、浄土真宗僧侶)
平久江剛志(明治大学死生学研究所研究員、葬送支援ネットワーク共同代表、志聖会代表)
本田徹(医師)

【お問い合わせ】メール:tamayura0319@gmail.com