12/17第17回社会運動ユニオニズム研究会(東京)

日時:2011年12月17日(土)13:30〜17:30
場所:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室
(高層のリバティータワーを入り、左手奥の出口を抜けると研究棟1階入口です)
地図 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
参加申込み:12月16日までに高須裕彦まで
      h_takasu(a)jca.apc.org (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。
社会運動ユニオニズム研究会
http://socialmovementunionism.blogspot.com/

第17回社会運動ユニオニズム研究会

テーマ:香港のNGOから学んだこと
報告者:平野太一さん
共催:LaborNow
   明治大学労働教育メディア研究センター
   一橋大学フェアレイバー研究教育センター
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平野太一さんから自己紹介と報告課題

大学卒業後、中小系の印刷会社の営業として入社。勤続3年3か月。会社は、ルートセー
ルスで売上をあげていた。入社半年過ぎた頃から、多忙であり、心身を壊し休
職。休職中に、ある労働組合に加盟。会社との団体交渉を通じて、未払いの残業代な
どを獲得し、退社。

退社後、組合員を続けながら労組で、ボランティアスタッフとして活動をした。その
中で、日本の社会運動に疑問を持ち始め悩んでいるときに、香港のNGOの一つで
あるAsia Monitor Resource Centreのインターン制度の話を聞き、インターンとし
て2011年4月〜10月、香港や中国の社会運動に
参加した。

報告内容
(1)香港編
団体交渉権をもたない香港の労働組合が、どうやって労働者を組織していくのか。ま
た、中国本土の御用組合の息が掛かったナショナルセンターと台湾系のナショナル
センター、そしてそこにも属さない独立系のナショナルセンター(ITUC加盟)がどうやっ
て誕生したのか。そして、コミュニティベースのNGOが生まれた背景と
今の役割はどうなっているのか。

(2)中国編
GDP世界2位となり、目まぐるしい経済発展を遂げる中、その光を支える農民工と呼ば
れる出稼ぎ労働者が、どういう状況にあるのか。団体交渉権は認められている
ものの、ストライキ権をもたない労働者。御用組合と批判されるACFTU以外の組織が労
働者を組織化することが許されないという中で、中国のNGOや香港の
NGOは、どのようにして未組織労働者を組織化していくのか。アジアの発展途上国は、
中国の経済システムをモデルにしている中、中国はますます、複雑になってき
ている。

連絡先

社会運動ユニオニズム研究会
http://socialmovementunionism.blogspot.com/