12/15 市民の力で貧困を絶つ! 瀕死の「生活保護制度」を救え!

日時:2007年12月15日(土)
場所:名古屋市中村区役所講堂
 地下鉄桜通線「中村区役所」2番出口
資料代:一般の方 500円、弁護士・司法書士 2000円


 北九州市では、3年連続で生活保護をめぐる餓死事件が発生した。
 しかし、福祉事務所窓口での「水際作戦」など、違法な保護行政は、北九州市に限らず全国各地で起きている。生活保護制度が機能不全に陥っている中、徹底した保護費削減策を押し進める厚生労働省は、給付の基本となる基準額そのものの引き下げに向け、学識経験者らでつくる検討会を設置し、年内にも報告書をまとめる方針だ。保護基準の切り下げは、保護利用者だけでなく、最低賃金額など日本で暮らすすべての市民の生活に重大な影響を与える。
 こうした動きの一方、反−貧困運動や各地での法律家による取り組みが活発化するなど、これまでにない展開も見られる。生活保護制度そのものへの根強い偏見がある中、「財源問題」や「不正受給問題」をどのように位置づけ、生活保護行政の流れにどう対抗していくのか。報告者の皆さんと一緒に考えましょう。


11:00〜11:45 生活保護入門講座(松崎喜良さん・神戸女子大学准教授、元ケースワーカー
12:30〜16:00 シンポジウム
オープニング演奏 「生活保護の唄」塚本正治さん

第1部[被害体験・実態報告]

「水際作戦」被害者・生活保護制度利用者による体験報告、録音テープ、DVDの上映など

第2部[基調講演]

「今、なぜ『生活保護』なのか?」湯浅誠さん(自立生活サポートセンターもやい事務局長)

第3部[リレー報告]

愛知県の生活保護行政の実情   小山研一さん(愛知県生活と健康を守る会連合会会長)
名古屋におけるホームレス問題  藤井 克彦さん(笹島診療所)
多重債務と生活再建〜行政内部での連携〜   生水 裕美さん(予定・滋賀県野洲市消費生活相談員
福祉事務所内での取り組み      福祉事務所職員の方(予定)
生活保護支援法律家ネットワークの取り組み
森川清さん(首都圏ネット、弁護士)・ 高木佳世子さん(九州ネット、弁護士) ・ 吉田雄大さん(近畿ネット、弁護士)
新里宏二さん(東北ネット、弁護士) ・ 森弘典さん(東海ネット準備会、弁護士)
「反-貧困」の旗を掲げて     宇都宮 健児さん(反―貧困ネットワーク代表、弁護士)
閉会挨拶   尾藤 廣喜さん(弁護士、生活保護問題対策全国会議代表幹事)



シンポジウム終了後、名古屋駅前までパレードを行う予定です。


主催:生活保護問題対策全国会議
共催:行政の多重債務対策の充実を求める全国会議、愛知県弁護士会
後援:愛知県司法書士会、愛知県司法書士会中央本部


問い合わせ先:伊藤嘉邦司法書士事務所(Tel:0566-85-5830)